【独自調査】中小企業の経営者100人に聞いたAI検索(AIO)対応 実態調査2026
──AI検索を9割が認知、しかし対策の着手はわずか3%
公開日:2026年6月12日|更新日:2026年6月12日
ChatGPTやGoogleのAI検索(AI Overview)が普及するなか、中小企業・店舗はどこまで「AIに紹介・引用される対策(AIO対策)」に取り組めているのでしょうか。AIO対策パートナーズは、全国の中小企業・店舗の経営者・自営業者100名を対象に実態調査を実施しました。見えてきたのは、「AI検索を9割が知っているのに、対策に着手しているのは3%だけ」という、認知と行動の大きなギャップです。
① AI検索の認知度|9割が「知っている」
「AI検索(ChatGPTやGoogleのAI Overviewなど、AIが答える検索)を知っていますか?」という問いに、合計90%が「知っている」と回答しました(よく知っている42%+聞いたことはある48%)。AI検索という言葉自体は、中小企業の経営者にもすでに広く浸透しています。
② 自社がAIに正しく紹介されるか確認したか|91%が「未確認」
一方で、「ChatGPTやGoogleのAIで自社が正しく紹介されるかを確認したことがありますか?」には、91%が「ない(未確認)」と回答。認知は広がっていても、自社がAIにどう表示されるかを実際に確かめた経営者は1割未満でした。
③ AIO対策の取組状況|着手済みはわずか3%
「AIに自社が紹介・引用されるための対策(AIO対策)に取り組んでいますか?」では、「着手済み」はわずか3%。残る97%が未着手・検討段階で、なかでも「未着手(そもそも知らなかった)」が57%と過半数を占めました。AI検索という言葉は知っていても、「自社で対策できる」という発想にはまだ至っていない実態がうかがえます。
④ 取り組めない理由|最多は「知らなかった」「優先度が低い」
未着手・検討中の方に理由を聞いたところ(複数回答)、「(対策方法を)知らなかった」が31%、「優先度が低い」29%、「効果が分からない」23%と続きました。費用や手間よりも、「情報がない・効果が見えない」という"情報格差"が最大の壁になっています。
※未着手・検討中の97名に対する複数回答
⑤ 今後の意向と集客不安
今後のAIO対策への意向は、「積極的に取り組みたい」4%+「必要なら取り組みたい」20%で、前向きは24%にとどまり、「あまり関心がない」が60%。また、AI検索時代の集客に「不安を感じる」は36%(とても感じる9%+やや感じる27%)でした。不安はあるが、行動にはまだ結びついていない——という段階です。
- 今後取り組みたい:24%(積極的4%+必要なら20%)/あまり関心がない60%
- 集客に不安を感じる:36%(とても9%+やや27%)
考察|「認知と行動のギャップ」が示すもの
今回の調査で最も顕著だったのは、「AI検索を9割が認知しているのに、対策に着手しているのは3%」という大きなギャップです。さらに91%が自社のAI表示を確認しておらず、未着手の最大理由は「知らなかった」。これは、多くの中小企業が「AIに自社が出るかどうか」を自分ごととして捉えられていないことを意味します。
裏を返せば、いま動く事業者は競合に大きく先行できるということです。大手の知名度ではなく「情報の整え方」で差がつくAI検索の世界では、早く土台を整えた中小企業ほど、AIに引用・紹介される可能性が高まります。まずは自社がAIにどう表示されるかを確認し、最初の5ステップから始めることをおすすめします。